戦後・博物館船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 09:15 UTC 版)
「ドラム (潜水艦)」の記事における「戦後・博物館船」の解説
ドラムはサイパン島を去り、真珠湾とパナマ運河地帯を通過してポーツマスに向かった。その後1946年2月16日に退役し、1947年3月18日からワシントンD.C.のポトマック川海軍司令部で予備役艦隊の一部として係留され、1967年まで保管された。その後は1967年から1969年までバージニア州ノーフォークの予備役艦隊で保管された後、ドラムは1969年4月14日に戦艦アラバマ委員会に寄贈された。 ドラムはアラバマ州モービルに曳航され5月18日に到着し、7月4日から一般公開された。1986年にはアメリカ合衆国国定歴史建造物に認定された。当初は戦艦アラバマ (USS Alabama, BB-60) の後方に係留されたが、1998年に襲来したハリケーン・ジョージ(英語版)の高波によって破損したため、現在では陸上の船台の上に展示されている。2005年8月29日にはハリケーン・カトリーナが襲来し、ドラムもアラバマ同様に損害を被った。修復の上、ドラムの見学ツアーは2006年1月9日に再開された。 ドラムは13回の哨戒の内、第2回、9回、12回、13回が成功として記録された。ドラムは第二次世界大戦の戦功で12個の従軍星章を受章した。15隻の敵艦を沈め、総トン数は80,580トンに上った。これはアメリカ海軍の潜水艦の中で8番目の記録である。
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