戦後のビジネス街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 04:02 UTC 版)
戦後に産業は活気を徐々に取り戻し、戦前にビジネス街として発展していた地域も回復していく。東京丸の内では、戦前からの計画であった新丸ノ内ビルヂングが1952年(昭和27年)に竣工され、1959年(昭和34年)から煉瓦街は急速に建て替えられ、近代的なビルに生まれ変わってゆく。 また、1950年代から「三種の神器」と呼ばれる白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫などの家電製品が普及して女性の家事負担の軽減に寄与し、こうした中で女性が社会で働く場が再度増え、丸の内のビジネス街でも働く女性が増加していった。 昭和中期以降は「business girl」の頭文字を取った「BG」という単語があった。高度経済成長期には「ビジネスガール」「BG」という呼称はしばしば使われており、当時の出版物にも散見される。1963年公開の映画『日本の夜 女・女・女物語』でも使用されている。なお、「ビジネスガール」の呼称は直訳すると「商売女」となって売春婦を想起させるという理由で、1963年(昭和38年)にNHKによって放送禁止用語に指定されている。
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