成り立ちと歴史とは? わかりやすく解説

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成り立ちと歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 08:46 UTC 版)

「仏像」記事における「成り立ちと歴史」の解説

元々、釈迦出世した当時インド社会では、バラモン教主流で、バラモン教では祭祀中心とし神像を造らなかったとされる当時インドでは仏教以外にも六師外道などの諸教もあったが、どれも尊像造って祀るという習慣はなかった。したがって原始仏教もこの社会的背景影響にあったまた、原始仏教宗教的側面もあったが、四諦十二因縁という自然の摂理観ずる哲学的側面の方がより強かったという理由挙げられる。さらに釈迦は「自灯明・法灯明」(自らを依り所とし、法を依り所とせよ)という基本的理念から、釈迦本人は、自身根本的な信仰対象であるとは考えていなかった。したがって初期仏教においては仏像というものは存在しなかった。 しかし、釈迦入滅し時代を経ると、仏の教え伝えるために図画化していくことになる。 仏陀となった偉大な釈迦の姿は、もはや人の手表現できない思われていた。そのため人々釈迦象徴としてストゥーパ卒塔婆釈迦遺骨祀ったもの)、法輪(仏の教えが広まる様子を輪で表現したもの))や、仏足石釈迦足跡刻んだ石)、菩提樹仏舎利など、形がある物を礼拝していた。インド初期仏教美術には仏伝図釈迦生涯表した浮き彫りなど)は多数あるが、釈迦の姿は表されず、足跡菩提樹台座などによってその存在暗示されるのみであった

※この「成り立ちと歴史」の解説は、「仏像」の解説の一部です。
「成り立ちと歴史」を含む「仏像」の記事については、「仏像」の概要を参照ください。

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