感覚拡大症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/20 07:48 UTC 版)
十年位前に発覚した病気。一種の超能力のようなものだが、人の感知できないものを既存の感覚器官で強引に認識するため、ストレスを受ける。副作用には個人差がありコントロールできるとも限らない。今のところ治療法は見つかっていない。 国家機密として世間から情報が秘匿されている。そのため家族や友人に対しても拡大症について話すことは禁止されており、政府や警察の上層部と審査に合格した一部にのみ開示されている。 透過触覚 触覚拡大症の1つ。物質の中に触覚を潜り込ませる事ができる。範囲は10m程度。ほかの患者と比べ、コントロールもできストレスも非常に弱い。ただし完全には制御できず、不意の接触で発症してしまうこともある。 自分以外の人体だけは強くストレスを感じるため、とっさの時に他人に触れる行動ができないという難点を持つ。 幻視 視覚拡大症の1つ。視覚情報として直視した人の思考が読める。コントロールはできない。サングラス程度では気休めにしかならないが、機械などを通すと症状は現れないため、カメラが内蔵された特別製のゴーグルで防止している。 アロメトリィ 嗅覚拡大症の1つ。人の感情を匂いから読み取れる。感情によって匂いの性質が変わる(明るい感情だと良い匂い、暗い感情だと不快な匂いになる)ほか、感情の強弱で匂いの強さも決まる。通常の匂いと同じで開けた場所だと匂いも薄まる。 症状をコントロールできず、人の近くにいると他人の感情をダイレクトに感じてしまうため、ストレスが大きい。相手の感情を読めるため、隠し事を見抜くなど幻視に近いこともできる。 遅延聴音(ディレイヒア) 聴覚拡大症の1つ。過去の音が聞こえる。新留の担当患者が発症している症状だが詳細は不明。
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