感覚器としての識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 16:41 UTC 版)
パーリ経典による六六経 処、入 (Āyatana) → 受・ヴェ|ダナ| → 渇愛・タンハ| 六根感覚器官 <–> 六境感覚器官の対象 ↓ ↓ ↓ 触 (パッサ) ↓ ↑ 識 (ヴィンニャーナ) 六根とは、目、耳、鼻、舌、体、心 六境とは、色(ルーパ)、音、匂い、味、触覚、意の知覚対象(法) 名色(ナーマルーパ)は、識(ヴィンニャーナ)により生じる 処(六根と六境と識)は、名色(ナーマルーパ)により生じる 触は、処(六根と六境と識)により生じる 感受(受, ヴェーダナー)は触により生じる 渇愛(タンハー)は感受により生じる Source: MN 148 (Thanissaro, 1998) details 仏教では六入(巴: saḷāyatana; 梵: ṣaḍāyatana)として6つの感覚器を指し、目、耳、鼻、舌、体、心が挙げられる(六根)。それぞれ客観的には視覚、音、匂い、味覚、触覚、精神をつかさどる(六境)。それらは触(パッサ)につながり、受を経て、最終的には渇愛(タンハー)につながる。
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