患者側で注意すること
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 18:06 UTC 版)
「インフォームド・コンセント」の記事における「患者側で注意すること」の解説
理解力のある家族と一緒に説明を聞く。理解できるまで説明を求める。プライバシーや情報伝達に関わるトラブルを防ぐためには、説明を受ける家族は固定され、あまり多くなりすぎないことが望ましい。患者にとっての「キーパーソン」が誰なのか、あらかじめ指定させられることがある。 正確な診断名・病期などを聞き、書面による説明を受ける。 その疾患がどんな疾患なのかの説明を受ける。 どんな治療法があるのか、各治療法ごとの利点・欠点を、予後QOL、多くの症状例(合併症状)を含めて聞く。 治療をしない場合の経過を聞く。場合によっては無治療(経過観察)が最善の方針である場合もある。 当該治療行為を採用する理由、有効性とその合理的根拠、改善の見込み。 その病院での当該疾患の治療経験や成績について尋ねる。その疾患に対する他の治療施設の有無を尋ねる。 また自ら医学関係の書物を読み、基礎知識(医学で用いられる簡単な専門用語など)を得ておくことも重要である。 病院や医師の価値観により、医学的には同じ内容説明でも、治療方針が異なる場合もある。 最終的には、患者は医療従事者や家族や第3者を含めた他の人の意思に左右されることなく、自らの自由意思に基づいて決定しなければならない。
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