患者収容班とは? わかりやすく解説

患者収容班

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 21:25 UTC 版)

火線救護」の記事における「患者収容班」の解説

大隊衛生部員は軍医の他に、衛生下士官1名・衛生兵8名が定員とされていたが、定員満たされていたとしても全兵員数1%に満たなかった。そのため、大隊長命令で、大隊予備兵力(ふつうは一個中隊)の中から「担架教育終了者を集めて「患者収容班」を編成し甲軍医指揮命令下におくことができた。収容班の半分火線(最前線)で患者収容して甲軍医従事している「仮繃帯所」に移送する役目担った別の半分は「仮繃帯所」から、さらに後方の「聨隊治療所」か、「師団衛生隊患者収容所」に負傷兵担送する役目担った担架は2名の兵が担送する「二人伍」 、3名で担送する「三人伍」、4人の兵が担送する「四人伍」とがあった。負傷兵所持する兵器弾薬装具などは、可能な限り収容しなければならないので、「三人伍」か「四人伍」 が担架基本であった予備中隊から患者収容班の人員を出す場合四人伍では、せいぜい担架20組が限界であった。それを「火線よりの担送」と「仮繃帯所よりの後送」に配置すると、担架10組が大隊最前線配置できる患者収容能力限界であった担架構成人数かかわらず(「二人伍」でも 「四人伍」 でも)、担架移動能力1時間せいぜい1キロメートルであった。そのため、1日移動距離限界は、「二人伍」「三人伍」で4キロメートル、「四人伍」で8キロメートル定められていた。この移動能力制限のため、「師団衛生隊患者収容所」の設置位置は、最前線から4キロ後方標準であった

※この「患者収容班」の解説は、「火線救護」の解説の一部です。
「患者収容班」を含む「火線救護」の記事については、「火線救護」の概要を参照ください。

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