性能・使い方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 07:41 UTC 版)
モデルロケットのロケットエンジン(エステスが著名)のような、垂直打ち上げを可能とするような性能を持ったものではない。フリーフライト機などに取り付けて、点火後に手投げなどで発進させ、発進直後の上昇フェーズの間作動させるといった使い方のためのもので、フリーフライトゴム動力機のゴム動力と位置付け的には似たようなものである。 また、特に模型飛行機に限らず「取り付けられる模型なら、何にでも取りつけて利用できる」という汎用エンジンではある。しかし、噴射速度はそこそこ速いが推力は小さいという特性は、推進に対して抗力が大きい自動車模型や船舶模型に付けてもたいした推進は期待できず、前述のように模型飛行機への使用が適切であり、他のヴィークル類への適用は軽負荷で高速なものに限るのが現実的だっただろう(ヘリコプター型模型のローター両端にロケッティ2体をそれぞれ逆向きに取り付けることで機体を上昇させる遊び方などもあった)。中には一種のガスタービンエンジンの可能性を模索した者すらいたことも@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}販売当時の雑誌[要出典]からうかがえる。 前述の側面を通っている底面固定用のバネは、燃焼中にそれなりの温度に加熱するボディからは浮かされている。これは熱対策で、マウント部を兼ねている。商品には模型に固定するための金属製のホルダーが付属しており、前述のマウント部をそのホルダーに押し込んでボディを取り付ける。 点火には金属芯入りの導火線を用いるが、この金属芯が燃え残ってガス噴出口に詰まると、先に述べた容器破損の原因となりかねない。付属の取扱説明書には、点火直後のガスはまだ熱くないため、燃え残りの金属芯を手で持って引き抜くようにと記載されている。 当時の模型雑誌には、これを2個使った翼端噴流式ヘリコプターの模型も紹介されており、そのセットも販売されていた。
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