建造から大戦前まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 17:41 UTC 版)
「アカスタ (駆逐艦・2代)」の記事における「建造から大戦前まで」の解説
アカスタは、1929年の海軍計画にのっとり、1928年3月6日にジョン・ブラウン・アンド・カンパニーに発注され、1928年8月13日に、スコットランド・クライドバンク(英語版)にある造船所で起工された。翌年8月8日に、イギリス海軍4隻目の船として進水式が行われ、1930年2月11日に完成した。銃や弾薬、通信設備など本部から支給された装備を除いた建造費用は22万7621 ポンドであった。アカスタは3日後に就役し、地中海艦隊第3駆逐群に配属された。 アカスタは、デヴォンポート海軍基地にて修理されていた期間(1932年8月30日から10月29日まで、1935年4月29日から7月3日まで)を除き、1937年まで第3駆逐群に所属した。この他、1933年11月24日から12月20日までジブラルタルにて修理を受けた。1934年6月12日に、マルタ沖で訓練中に嚮導艦であったコドリントンと衝突し、7月27日まで修理された後、1936年9月から翌年4月にかけて、スペインの海域で不干渉の(英語版)巡航と難民保護活動に駆り出された。月末にイギリスに戻り、5月1日から1938年4月11日までデヴォンポート海軍基地にてASDICの搭載を含めた大改修を終えてからは第7駆逐群に所属し、11月3日から翌年1月17日まで同基地で修理に出されるまで、アイルランドの海域での巡回任務を務めていた。修理後、アカスタはプリマスの臨時駆逐艦として配属され、3月2日から13日までの間、アルゼンチン海軍の軽巡洋艦であったラ・アルヘンティーナに設置される予定であったASDICの実験台としてヴィッカース・アームストロングを支えた。
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