廃止に向けて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 03:52 UTC 版)
2019年に歩行者の死亡事故が起きたことで(詳しくは事故の節を参照)メディアなどに取り上げられるようになった。この事故を受け、JR東日本は「今も危険な状態は続いている。全ての通行者の命を守るためにやむを得ない判断」として同踏切を廃止する方針を示しているが、周辺住民は「災害時、山側へ避難する通路にもなる」「迂回が難しくて存続を求めているのに迂回先の改良は代替案にならない」としてその存続を強く要望している。2021年5月までに計4回意見交換をしており、また、2021年7月11日にJRによる「山の根踏切廃止説明会」が開かれた。この意見交換で出た提案を参考にJRは警報機・遮断機などの設備や待機場所の設置、踏切を移設などを検討したが、スペースが取れず安全性の確保が困難である事、踏切を新設することは自社や国の方針に逆行してしまう事を踏まえ、いずれも断念した。同踏切を調査した運輸安全委員会も用地不足という問題がある為、踏切の安全設備の設置は「著しく困難」という見解を示している。廃止後は金沢新道踏切を使わなければならないが、歩道幅が狭い、遮断時間が長いなどの問題点があることから、JRは神奈川県や逗子市と道路拡幅などの改善を検討している。
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