広島指導者時代
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現役引退後も退団はせず、コーチや監督として引き続き広島東洋カープに所属。2010年は広島の一軍野手総合コーチとして一塁ベースコーチ、2011年から2012年までは守備走塁コーチとして三塁ベースコーチ、2013年は一軍打撃コーチを務め、2014年は一軍野手総合ベンチコーチ(ヘッドコーチ格)を担当。4月22日の対ヤクルト戦で野村謙二郎監督が判定を巡って5分以上の抗議で遅延行為で退場になった際には、監督代行として指揮を執った。2014年10月15日に野村監督の後任として広島の監督に就任することが発表された。 監督1年目の2015年は4位に終わった。このシーズンを振り返って、翌年緒方は「去年の俺にはバカだと言ってやる」と述べている。 2年目の2016年、チームを25年ぶりのリーグ優勝に導いた。しかし、日本シリーズは北海道日本ハムファイターズに2勝4敗で敗れた。 2017年4月19日の対DeNA戦で審判の判定を巡って暴言を吐いたとして初の退場となった。 就任3年目の2017年、チームを37年ぶりのリーグ連覇に導いた。複数回のリーグ連覇を達成した球団はセ・リーグでは読売ジャイアンツ以来となる。しかし、クライマックスシリーズではリーグ3位のDeNAに2勝4敗で敗れ日本シリーズ進出を逃した。 就任4年目の2018年、チームを球団史上初のリーグ3連覇、9度目の優勝に導いた。本拠地での優勝は1991年以来27年ぶり。 クライマックスシリーズでは巨人に3連勝し2年ぶりに日本シリーズ進出を果たすが、日本シリーズでは福岡ソフトバンクホークスに1勝4敗1分けと敗れた。 5年目となる2019年は球団初となるリーグ4連覇を目指して、5月には球団新となる月間20勝を達成して首位に立った。しかし、交流戦は最下位に終わり、リーグ戦再開から球宴前までは20年ぶりの11連敗も経験して首位陥落。9月19日にリーグ4連覇が完全に消滅、30日にはクライマックスシリーズ進出も逃すと同時に4年ぶりのBクラスとなる4位が確定。その責任を取る形で、10月1日に辞任を表明した。 リーグ優勝決定後胴上げされる緒方(2017年9月18日阪神甲子園球場にて) 2017年セ・リーグ優勝パレードにて (右は広島商工会議所会頭の深山英樹)(2017年11月25日広島市内) リーグ優勝決定後胴上げされる緒方(2018年9月26日MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島にて)
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