庁舎建替え構想について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 08:49 UTC 版)
「山梨県庁舎」の記事における「庁舎建替え構想について」の解説
山梨県庁舎の建物はいずれも年数が経過していることから度々建替えや改修の構想が挙がり、当初挙がった計画は本館を含めた建て替えおよび現在地から移転であり、1996年(平成8年)には懇談会からの提言があったものの移転については商店街の反対により頓挫、現在地の建て替えも財政悪化を理由に1997年(平成9年)に凍結された。その後本館は免震工事を含めた改修で対応することになり、上記庁舎一覧でも記述されたとおり2002年(平成14年)に完了している。 2001年(平成13年)に「県庁舎周辺整備構想」として県企画部より再度提案された。構想案は3つの案が提示され、いずれも免震工事が決定していた本館と歴史的構造物の旧館および議事堂を除く庁舎を解体し、1~2棟の新庁舎を建設する形となっている。 その後調整が進められ、2009年(平成21年)に「県庁舎耐震化等整備基本計画」として建物の詳細が発表された。また、老朽化が進行している第二南別館と東別館(のちに第一南別館と西別館も追加)、近隣にある関連施設の山梨県民会館と山梨県民情報プラザ(旧・甲府西武)を解体の対象とし、慢性的な駐車場不足を解消するため防災新館の地階をはじめ解体建物・施設の跡地を駐車場としている。同時に別館(旧館)および県議会議事堂の改修も実施する。 建設費は当初200億円と見込まれていたがPFI方式を取り入れたことなどにより2010年(平成22年)7月に清水建設を主体とするグループが約130億円で落札した。この時上記詳細が変更され、上述の規模となっている。 工事は2011年(平成23年)より開始され、山梨県民情報プラザおよび第二南別館の建物を解体のうえ建設が行われ、2013年(平成25年)11月に供用を開始した。
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