庁舎居住地区跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/13 14:14 UTC 版)
本部や兵舎、調理場、浴場、病院などが立ち並んでいた。 地下発電所 ドイツ製のディーゼル発電機が据え付けられ、地下工場などに電力を供給していた。発電機はないが、発電所の地下壕は現存している。 貯水槽 発電所の近くに現存するが、水は溜まっていない。 防火用水 敵の空襲に備え数多くの防火用水がつくられた。そのうち数個が今でも残っている。 岩風呂 航空隊・兵舎居住地区の裏手にある集落には、当時の基地関係者が訪ずれ入浴を楽しんだ岩風呂が今も残る。 浴場跡 煉瓦で作られた大型浴槽が民家の庭として残っている。 地下指揮室 航空隊幹部宿舎のあった丘陵地の地下に残る。出入口は埋められている。 浄化槽 人手不足で糞尿処理が追い付かなくなり、環境汚染を防ぐために浄化槽を設置した。 第2グラウンド 棒倒しなどの運動が行われている。庁舎居住地区を出て、軍用道路を飛行場方面に数百メートルすす、西に少し降りたところにあった。今は開拓されて田畑となっている。 隊門 往時の偲ばせる隊門が今でも残っている。 水源地跡 航空隊で使用する生活用水の水源地は、今でも残されている。2013年頃まで使用されていた。 用水路 基地の水不足を補うため、川辺川からみず引き、庁舎居住地区を通って飛行場に流れていた用水路は、今でも現役の農業用水路として使用されている。 練兵場跡 国有地や民有地として農業等に利用されている。終戦後まもない頃は野球グラウンドとして利用されていた。 銃座跡・塹壕跡 周辺の森林内に土を掘って構築した跡がいくつか残っている。
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