庁舎概観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/10 05:46 UTC 版)
フロリダ州会議事堂のモダニズム建築様式の庁舎はニューヨークのエドワード・ダレル・ストーンおよびジャクソンビルの建築事務所レイノルズ・スミス・アンド・ヒルズによって設計されたものである。この新庁舎は地上22階、地下3階の本庁舎を中心に、南北に5階建ての、ドームのかぶせられたウィングがついており、旧州会議事堂をコの字型に囲むようにして建っている。 1階には州知事室、および州閣僚の事務室が置かれている。また、1階にはフロリダ・ウェルカム・センターが設置されており、議事堂のガイド付きツアーの受付窓口になっている。州議会の上下両院の議長室、書記官室、議員事務室、委員会室、会議室、および守衛室は2-4階に設けられている。また、4階には上下両院の本会議場が置かれ、5階に傍聴席がある。その上、6-21階には州の立法機関や行政機関の事務室が置かれている。最上階の22階は展望台として、来館者に無料で開放されている。 一方、新庁舎の前面に建つ旧庁舎は博物館になっている。この博物館は先史時代から植民地時代、南北戦争、公民権運動、冷戦下でのキューバ系移民受け入れ、2000年の大統領選挙に至るまでのフロリダ州の歴史や、歴代州知事、州の自然環境、州の開発に関する事物を常設展示している。また、旧庁舎内の州知事室、州議会の上下両院の議場、州最高裁判所はそれぞれ、1902年の頃のものに復元され、展示室自体が展示物となっている。
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