年間を通じた気温と降水量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 05:27 UTC 版)
「日本の気候」の記事における「年間を通じた気温と降水量」の解説
日本全国での平均気温の実際の値は、正確な見積もりが難しいこと、正確な値が求まったとしても、気候変動の監視上、その数値そのものにはあまり意味がないことを理由に気象庁は算出していない。参考として、アメリカ合衆国の民間企業「Canty and Associates LLC」は、日本の209都市の41年間のデータから求めた日本の平均気温は13.9 ℃、平均最高気温は17.6 ℃(208都市の平均)、平均最低気温は10.1 ℃(同)としている。日本の各地の平均気温は、札幌で9.2 ℃、仙台で12.8 ℃、東京で15.8 ℃、大阪で17.1 ℃、福岡で17.3 ℃、那覇で23.3 ℃(1991年-2020年の平年値)などとなっている。 日本では全般に降水量が多く、1976年から2005年の平均値では、世界での年間降水量の平均は807 mm(ミリメートル)なのに対し、日本平均は1690 mmと、約2倍ある。ただし、気象庁は、年降水量の実際の値を平均気温と同じ理由で算出していない。参考として、Canty and Associates LLCは、日本の185都市の56年間の年降水量から、日本の平均降水量を1716.6 mmとしている。降水量は地域によって、約1000 mmから3000 mmを超える範囲まで変動する。 日本の気候月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年最高気温記録 °C (°F)29.7 (85.5) 29.1 (84.4) 30.4 (86.7) 33.7 (92.7) 39.5 (103.1) 40.2 (104.4) 41.1 (106) 41.1 (106) 40.4 (104.7) 36.0 (96.8) 34.2 (93.6) 31.6 (88.9) 41.1 (106) 平均最高気温 °C (°F)7.5 (45.5) 7.9 (46.2) 11 (52) 16.5 (61.7) 20.7 (69.3) 23.6 (74.5) 27.2 (81) 28.7 (83.7) 25.3 (77.5) 20.4 (68.7) 15.2 (59.4) 10.1 (50.2) 17.6 (63.7) 日平均気温 °C (°F)3.9 (39) 4.3 (39.7) 7.1 (44.8) 12.2 (54) 16.4 (61.5) 20.1 (68.2) 23.8 (74.8) 25.1 (77.2) 21.7 (71.1) 16.3 (61.3) 11.2 (52.2) 6.5 (43.7) 13.9 (57) 平均最低気温 °C (°F)0.3 (32.5) 0.6 (33.1) 3.2 (37.8) 7.9 (46.2) 12.2 (54) 16.6 (61.9) 20.6 (69.1) 21.6 (70.9) 18.2 (64.8) 12.3 (54.1) 7.3 (45.1) 2.8 (37) 10.1 (50.2) 最低気温記録 °C (°F)−41.0 (−41.8) −38.3 (−36.9) −35.2 (−31.4) −27.8 (−18) −18.9 (−2) −13.1 (8.4) −6.9 (19.6) −4.3 (24.3) −10.8 (12.6) −19.5 (−3.1) −28.1 (−18.6) −34.2 (−29.6) −41.0 (−41.8) 降水量 mm (inch)87.7 (3.453) 85.2 (3.354) 111.8 (4.402) 135.1 (5.319) 154.7 (6.091) 214.3 (8.437) 184 (7.24) 166.3 (6.547) 204.9 (8.067) 152.5 (6.004) 108.6 (4.276) 89.4 (3.52) 1,716.6 (67.583) 出典1:(年間極値)(1月の極値)(2月の極値)(3月の極値)(4月の極値) (5月の極値)(6月の極値)(7月の極値)(8月の極値)(9月の極値)(10月の極値) (11月の極値)(12月の極値) 出典2:(その他。平均気温は日本国内209都市、平均最高気温と平均最低気温は同208都市、降水量は同185都市の平均。一民間企業の分析であることに注意。)
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