平行世界から来たディエゴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 09:31 UTC 版)
「ディオ・ブランドー」の記事における「平行世界から来たディエゴ」の解説
ディエゴの並外れた上昇志向を評価していた大統領は、ジョニィに敗れる直前に「THE WORLDを発現させた平行世界のディエゴ」と接触していた。後継者として「聖人の遺体」の回収を託された平行世界のディエゴは、死んだ「基本世界のディエゴ」に成り代わって第8~最終ステージに割り込み、本作最後の敵としてジョニィと対決する。 大統領から情報を得ていたこともあり、ジョニィのタスク ACT4をTHE WORLDの時間停止能力と知略で破り、引き換えに片足を負傷するも勝利。レースの最終ステージ1位と総合優勝を果たした。 優勝の直後、大統領を信じて遺言に従い、特製シェルターに「聖人の遺体」を納めようとする。しかし、そこへ現れたルーシーの持ってきた「基本世界のディエゴの生首」から足のケガもあり逃げ切れず、異なる世界の2つの頭部が接触して崩壊、首なし死体となる。その後、第8ステージの列車付近で基本世界のシルバー・バレットが発見されたため、レースのルールである「馬の交換は失格となる」が適用され優勝取消、本人行方不明により弁解もできずに処理された。 なお、ルーシーが殺した「平行世界のディエゴ」の首なし死体は、スティールがやって来た時には消えていた。スティールには「ディエゴが『聖人の遺体』をシェルターに納棺して施錠した→その後に生首と接触して全身が消滅した→『聖人の遺体』の加護を受けていたディエゴは死んだのだから、もう誰も『幸福』にはなれない」と思われている。このスティールの理解は誤りで、矛盾が生じている。描写されていない何かがあったことが示唆されており、「ルーシー、聖人の遺体、ディエゴの首なし死体、シェルター、階段の途切れた血痕」などの条件から言外の出来事が示される。 レースの結果を列挙すると、1st・3位(繰り上げ2位)→2nd・1位→3rd・3位→4th・着外→5th・着外→6th・20位→7th・1位→(死亡して入れ替わる)→8th・2位→9th・1位→総合優勝→失格。 パラレルワールドとD4Cの存在により、作中には4人のディエゴが登場した(設定上は無数にいる)。 ディエゴA:基本世界のディエゴ。 ディエゴB:D4Cに敗れて死ぬが、死に際にディエゴAを助けて、同時にウェカピポを殺した。 ディエゴC:D4Cによって基本世界に連れてこられ、攻撃に利用されるも、D4Cの能力を知ったディエゴAによって元の世界に返される。 ディエゴD:最後に戦った4人目のディエゴ。なお、基本世界のディエゴが死んだことで、ほとんどの世界で彼らは死に、唯一生き残っていたのがTHE WORLDを所有するディエゴDのようである。
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