局地制圧型ガンタンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:50 UTC 版)
メカニックデザイン企画『MSV-R』で設定された。 ガンタンクIIの完成と同時に本格化した「RMV計画」のモビルビーグルのひとつで、当初はMBTナンバーが予定されるが、サイズや運用上の理由から先に正式採用が決定していたガンタンクIIIの後継ナンバーが与えられ、ガンタンクIIIより一足先に実戦配備されている。内部構造はRTX-44を参考に再設計されたとも言われる。 武装は車体部に120ミリキャノンを2門、腕部に相当する部分に3連装ミサイル・ランチャーを各1基装備。背部ランドセルがキャノン砲のマガジン・ラックになっており、焼夷弾や対MS弾など数種類の弾体が収納される。乗員は頭部2名、車体部2名の計4名。 実戦投入はガンタンクIIと同時期であり、良好な完成度を示した第1次生産機は約半月で部隊編成を済ませ、18機(23機説あり)がアフリカの最前線に送り込まれる。損耗率は大破2機、中破1機ときわめて低いが、目立った戦果も挙げていない。しかし、車体前部に装備されたフロント・ショベルは、前線での整地作業や残骸の回収作業に威力を発揮し、目覚ましい活躍を見せている。なお、実戦参加時には被弾面積を減らすためにこのショベルを外した車両も確認されている。 作中での活躍 短編漫画『MSV-R アクショングラフィック編』では、終戦間際のアフリカ戦線で「ピーピング・トム」のコードネームをもつフラットマウスを観測機として、1両が61式戦車2両とともに公国軍地上部隊に間接射撃をおこなう。 小説『機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』では、終戦直後の中央アジアの砂漠地帯で61式戦車1両と共に哨戒を行う2両が登場する。のちに61式1両を追加し、ディーン・ウエストの陸戦高機動型ザク(ザクタンク仕様)と交戦するが、全車行動不能にされる。
※この「局地制圧型ガンタンク」の解説は、「ガンタンク」の解説の一部です。
「局地制圧型ガンタンク」を含む「ガンタンク」の記事については、「ガンタンク」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から局地制圧型ガンタンクを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から局地制圧型ガンタンクを検索
- 局地制圧型ガンタンクのページへのリンク