局在診断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 08:15 UTC 版)
CT ダイナミックCTで一般に高吸収像として撮影される。造影効果が乏しいインスリノーマもある。 血管造影 膵動脈の選択的造影により腫瘍が濃染像として得られる。しかし腫瘍によって描出限界があるため、確診されるのは65~70%程度である。 選択的動脈内刺激物注入試験(selective arterial calcium injection test, SACI test) グルクロン酸カルシウムを胃十二指腸動脈、上腸間膜動脈、脾動脈から選択的に注入し、右肝静脈に留置したカテーテルで静脈血を採取しインスリン濃度を測定し腫瘍の局在部位を決める方法。感度は約100%。 経皮系肝門脈採血法(PTVS) 門脈、上腸間膜静脈、脾静脈の部位を少しずつ変えて採血し、インスリン濃度を検査し、濃度差によって腫瘍の部位を推測する方法。経肝的にカテーテルを挿入する。感度は高くない。
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