尾崎秀実の謀略工作とは? わかりやすく解説

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尾崎秀実の謀略工作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:50 UTC 版)

日支闘争計画」の記事における「尾崎秀実の謀略工作」の解説

尾崎秀実#諜報活動」、「ベノナ#解読で判明したこと」、および「若杉要#『米国共産党調書発行」も参照 1938年昭和13年コミンテルンスパイ尾崎秀実とそのグループは、三田村武夫によれば日華事変長期戦追い込むために蔣介石との和平交渉遮断するとして日本かいらい政権つくらせる目的で、汪兆銘工作開始した尾崎秀実の手記より引用する昭和十三春に高宗武が秘に渡日下相談進められ松本重治等の斡旋に依り近衛内閣直接工作に携り松本重治友人である犬養健西園寺公一等も直接交渉常事者として之に参加する至りました。私は此の工作には直接参加しなかったのですが犬養西園寺等と友人関係にあることや近衛内閣嘱託であったことから此の間情況屡々耳にし又同人等より此の工作付き意見求められ居りました。日支関係は全面的和平の望がなく長期戦の形を取って来るので近衛内閣としては一面蔣介石対す未練ありながら汪兆銘工作力を注ぐこととなり、(以下略) さらに尾崎対米戦争長期化目論んで、「東亜新秩序建設主張した。 私の立場から言へば、日本なり、ドイツなりが簡単に崩れ去って英米全勝終るのでは甚だ好しくないのであります。(大体両陣営抗戦長期化するであらうとの見透しでありますが)万一かかる場合になった時に英米全勝に終らしめないためにも、日本社会的体制の転換を以てソ連支那と結び別の角度から英米対抗する姿勢を採るべきであると考へました。此の意味に於て日本戦争始めから、米英抑圧せられつつある南方諸民族解放スローガンとして進むことは大いに意味があると考へたのでありまして、私は従来とても南方民族自己解放を「東亜新秩序創建絶対要件であるといふことをしきりに主張して居りましたのはかかる含みを寵めてのことであります。この点は日本国粋的南進主義者主張とも殆んど矛盾することなく主張されるであります

※この「尾崎秀実の謀略工作」の解説は、「日支闘争計画」の解説の一部です。
「尾崎秀実の謀略工作」を含む「日支闘争計画」の記事については、「日支闘争計画」の概要を参照ください。

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