対馬美津島の盆踊
名称: | 対馬美津島の盆踊 |
ふりがな: | つしまみつしまのぼんおどり |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 美津島盆踊保存会 |
選択年月日: | 1981.12.24(昭和56.12.24) |
都道府県(列記): | 長崎県 |
市区町村(列記): | 下県郡美津島町 |
代表都道府県: | 長崎県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | この地方には昔から各集落ごとに盂蘭盆会【うらぼんえ】を中心に盆踊りの行事が伝承されており、昭和三十年代にはかなり衰滅しかけていたが、近年は次第に復活している。この盆踊りの行事の特色は様々な内容を持つもので、各集落にほぼ共通して社寺や旧家の庭等で約八~十人の人々が盂蘭盆会などに太鼓、笛、鉦などの囃子で踊るものである。踊りの番数は多く始めに祝言を踊り、後に他の踊りを続ける。踊りは変化に富み、隊形を種々変え、扇、太刀、薙刀、鎌、棒を持つ踊りや女装して踊るものもある。一例として箕形地区では旧暦の六月十五日にスガタミ(踊り手、師匠、ヤドがきまり、踊り手達が泊り込みで練習が始まる)同七月十二日にまえじこみ(師匠が練習の成果を見る)同十三日本じこみ(村中の人が踊りを見て批評する)同十四日ヤド踊り(ヤドに対する礼)同十五日、同十六日踊り奉納(氏神―白岳様―観音様―地蔵様―塩釜様)と続けられ最後に総願ほどき、よりぬきの順で盆踊りは終る。またこの盆踊り行事の中で踊り手の若者には厳しい規律と作法が教えられるなど地域の社会風俗とも結びついていたが時代とともに変容しつつあるので記録保存が必要である。 |
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