対応・対処
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/22 13:47 UTC 版)
たとえ感染してしまっても、ワンクリック契約の場合と同じく、有償契約が成立していないため、料金を支払う必要はない。また、料金を支払ったとしても、これらワンクリックウェアを駆除できるとは限らない。コンピューターへの保証が有効であれば、購入したショップや製造したメーカーに修理を依頼することができる。有料か無償かは購入の契約条件等に左右されるので注意が必要である。以下に自力での対処方法が記述されているが、初心者は危険なため行わないほうがよい。代わりにそれらをまとめて簡単に実行する駆除ツールなどを無料で配布しているサイトもある。 タスクマネージャで起動している該当プロセスを終了させる。ファイル名を指定して実行、MSConfig、システム構成ユーティリティ、スタートアップで、該当するスタートアップを外す、また該当のレジストリを削除する、レジストリの編集は初心者は危険なため注意を要する。タスクスケジューラーに登録された場合は当該スケジュールを削除する。 最近はウイルス対策ソフトにより駆除できるケースは少ないが、ウイルス対策ソフト側はURLフィルターを充実させる方向であるため、総合セキュリティアプリの使用が望まれる。何よりも以下の事に念頭に置いて自衛することが肝心である。または、使用しているセキュリティアプリの提供元、あるいはPCショップ等に持ち込む方が安全である。 不審なサイトへはアクセスしない OSのアップデートの実行、及びセキュリティソフトの定義ファイルを常に最新の定義に更新する WebブラウザやOSが表示する注意・警告ダイアログをきちんと確認する また、「システムの復元」では、より深刻な障害に陥る場合もあり得るため、対処として適切でない場合もある。システムの復元はあくまでも、システムに関わるファイルを復元ポイントの時点の状態に戻すだけであり、ワンクリックウェアを完全に削除するためのものではない。元々、復元ポイントを作成しないワンクリウェアに対しては、システムの復元は有効とは言えない(MicroSoft 復元を参照)。 なお、セキュリティの脆弱なマイクロソフトIE6が企業内などでいまだに利用されている。できるだけ早く、マイクロソフトIE11、Edge、Google Chrome、Firefox、Operaなどの最新のブラウザを使用するべきであるが、それらのブラウザを使用することで直接予防になるわけではなく、実際は警告画面、検知機能が強化されているだけである。
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