実写ドラマ・映画連動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:50 UTC 版)
近年のエンターテイメント産業では一つの原作をアニメ・実写の別け隔てなく使用することが多く、「ノイタミナ」で使用されたコンテンツもその例に漏れず、アニメ化の後にドラマ・映画化(その他、舞台劇など)されることがある。しかし、その際に積極的な相互連動を行う例もあれば、そうでない場合もあり、コンテンツごとに温度差がある。それぞれの主な例を下に記す。 積極的な連動例 『のだめカンタービレ』(2007年1月から放送)では、先行して放送された実写ドラマ版との相互連動が行われた。アニメ版スタッフが製作した劇中アニメが実写ドラマ内で使用されたりするなどの新しい試みがなされた。 2014年1月期に放送された『銀の匙 Silver Spoon』(第2期)でも同時期に実写映画版が上映。連動企画として実写映画版で主演を務める中島健人(Sexy Zone)がアニメに出演した。実写映画版ではTBS系列基幹局が製作委員会に入っているため、ネットワーク系列を超えた連動企画となった。 2015年には『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が実写化され、スペシャルドラマとしてフジテレビにて放送。ノイタミナ枠で放送されたオリジナルアニメとしては初の実写化となった(詳細はあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。#実写ドラマ あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。を参照)。 2017年の第1クールで放送した『クズの本懐』では同時期にアニメと同じくフジテレビで実写ドラマ化したことから、アニメとドラマが相互連携を実施。実写ドラマで主役を演じる吉本実憂がアニメにゲスト出演。アニメ版で主演声優だった安済知佳もドラマ版の最終話にゲスト出演した。同年第4クール作品『いぬやしき』では、本郷奏多が「安堂直行」役をアニメ版の声優と翌2018年公開の実写映画版の俳優として共通で演じる連携を行った他、アニメ版でオープニングテーマを担当したMAN WITH A MISSIONが映画版の主題歌も担当した。 特段に連動していない例 2007年に本枠でアニメで放送された『もやしもん』が2010年に本枠としては初めてドラマとして放送された。ただし、アニメとドラマはそれぞれ独立した作品として制作されており、相互の連携は特にない。2018年には「月9枠」で『海月姫』の実写ドラマ版が放送されたが、こちらについてもアニメ放送から7年近く経っていたこともあり、独立した別の作品となっている(ただし、ドラマの放送中に関東ローカルでアニメ版は集中再放送された)。 2011年7月期に放送された『うさぎドロップ』は同時期に実写映画版が上映された。ただし、アニメと実写映画は主題歌を共通にした以外、特段に連携していない。 2016年1~3月期に本枠でアニメで放送された『僕だけがいない街』は同年3月に実写映画が公開されたが、アニメ版と映画版は特に連携したプロモーションは行われなかった(ただし、2017年7月にはフジテレビで地上波TV初放送した)。 このほか、ノイタミナでアニメ化された数ヶ月~数年後に実写映画化される作品もある(『Paradise Kiss』・『四月は君の嘘』など)が、大抵の場合は制作体制がアニメ版と異なることから、全く連携のない独立した作品であることもある。
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