相互の連携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 23:49 UTC 版)
話題の共通する草の根BBS間では、掲示板の内容やメールを相互に交換する試みが行われていた。同一もしくは隣接区域間では電話回線を用いた一定間隔でのデータ転送、遠隔地間ではフロッピーディスク郵送やパケット通信 (アマチュア無線)、あるいは地方アクセスポイントを持つ大手パソコン通信の掲示板やメールあるいはチャット(暗号化したうえishを用いるなど)等を用いての転送を試みていたグループがあったが、通信手段・費用およびデータ同期の問題などから実験の域を出なかった。 1986年に北海道の6つの草の根BBSの間で週に1度、フロッピーディスクで書き込みを交換して、共有掲示板を運営するという北海道インターネット(HINT)は1989年まで継続した。 世界の草の根BBSを接続するネットワークとして使われていたFidoNetは、日本では帝塚山マイコンクラブを始め、いくつかのグループの間で数ヶ月の実験として行なわれたが、そのまま実験で終わり、普及することなく終わった。 その他にホストプログラムにWWIVを使った一部の草の根BBSが接続され、メール交換や掲示板の共有が行なわれた例があった。
※この「相互の連携」の解説は、「草の根BBS」の解説の一部です。
「相互の連携」を含む「草の根BBS」の記事については、「草の根BBS」の概要を参照ください。
- 相互の連携のページへのリンク