相互EEZ内入漁の停止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 14:05 UTC 版)
「日韓漁業協定」の記事における「相互EEZ内入漁の停止」の解説
2016年6月22日、東京にて2016年度の操業に関する協議が開始されたが、両国間で漁獲量や漁獲ルールづくりにおいて意見の相違があり物別れに終わった。両国内のEEZへの入漁ができなくなったことで韓国内でタチウオの品薄感が高まり、2016年秋口には価格が高騰する現象も見られた。 2018年8月16日、韓国海洋水産部は、日韓の意見の溝が埋まらず、2018年の漁業交渉を行うための韓日漁業共同委員会が開かれなかったことを発表した。 2018年11月20日、大和堆周辺の日本の排他的経済水域内で操業していた日本のイカ釣り漁船が、韓国海洋警察庁の警備艦から「操業を止めて海域を移動せよ」との無線交信を受ける事案が発生。無線を確認した日本の海上保安庁は韓国の警備艦に対し、EEZ内でのこうした要求は認められないと通告した。また、同日、日本国外務省が外交ルートで韓国側に抗議した。 2014年の交渉決裂時点で韓国政府はサバについては、日本側が被害が受けると主張していたが、韓国側でも日本の水域でサバやタチウオを獲れなくなった漁業関係者に被害が出ている。
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