安比夕紅【アッピユウベニ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7063号 |
登録年月日 | 1999年 3月 16日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 安比夕紅 よみ:アッピユウベニ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 18日 | |
品種登録者の名称 | 伊藤重一 | |
品種登録者の住所 | 岩手県二戸郡安代町字日影64番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 伊藤重一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり,花は内面上部が紫ピンク色,内面中部が鮮紫ピンク色,外面が紫ピンク色で,切花向きの晩生種である。植物体の形状はやや直立性,草丈は60~89㎝である。茎の直径は3.0~4.9㎜,横断面の形状は円形,上部の色は緑,着色程度は中,下部の色は緑,着色程度は中である。1節側枝発生数は9~12,2節以上の側枝発生数は7~12,1節側枝発生位置は上部~中部である。葉長は5.0~6.9㎝,葉幅は2.0~2.9㎝,葉身の形状は広披針形,葉表面の色は濃緑,着色程度は無,裏面の色は緑,着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生,開花の順序は全体一斉,頂部の着花数は9~12,茎当たりの総花数は30~49である。花冠の形状は鐘形,長さは4.0~4.9㎝,直径は1.2~1.5㎝,先端の直径は2.5~2.9㎝,転回はやや外反転,花冠内面上部の色は紫ピンク(JHS カラーチャート8903),内面中部の色は鮮紫ピンク(同8904),外面の色は紫ピンク(同8903),内面上部の斑点は無,内面中部の斑点は中,外面の斑点は無,外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さは10~11㎜,幅は8~9㎜,形状はⅣ型である。がくの裂片数は5,形状は狭披針形,そろいは斉,がく筒の形は筒状である。開花期は晩で,育成地(岩手県二戸郡安代町)では10月上旬である。「安代の秋」と比較して,草丈が低いこと,茎の着色程度が多いこと,2節以上の側枝発生数が多いこと,花冠内面上部の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に育成者のほ場(岩手県二戸郡安代町)において,育成者保有の育成系統どうしを交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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