安全性への疑問
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 22:36 UTC 版)
「中国産食品の安全性」も参照 中国中央テレビの「3.15晚会曝光」という番組において、開封市蘭考県城関郷高場村にある寧遠食品の辣条「蝦扯蛋」の製造過程で、機械からにじみ出るグリースの粉塵が混入していることが明らかにされた。また「蝦扯蛋」とはエビと卵を意味し、パッケージにもこれらの絵が印刷されているにもかかわらず、エビと卵は使用されていなかった。更には材料となる10以上の添加物は工場の地面に無造作に放置されていた。 開封市尉氏県大営鎮檀頭高村の欧飛食品の辣条工場では、油汚れが付着した不衛生な機械を使用していた。 岳陽市平江県三陽郷万古村にある鈞力食品の辣条「愛情王子」の製造工場では、原材料が地面に置かれており、それをそのまま機械に投入していた。 平江県安定鎮浮潭村の味泉食品では、労働者がマスクや手袋を着用せず、辣条は汚れた布地の上に置かれていた。 更に従業員は辣条を素手で包装していた。 湖北省食品医薬品局は、食品添加物の国内基準案に従って、ソルビン酸とデヒドロ酢酸は小麦粉製品の味付けに適さず、これらを使用した辣条は食用に適さないと呼びかけている。 2019年5月14日、中華人民共和国の国家健康委員会は、食品安全のための食品添加物の国家基準案を発表した。これにより、食品添加物に関する国と省の規制基準の対立が露呈した。河南省では辣条製品を認定されているが、他省では認定されていない。
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