安全保障と対外関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 15:43 UTC 版)
詳細は「与那国島の防衛問題」および「与那国駐屯地」を参照 日本の最西端にある与那国島は、台湾や中国に近接しており、日本の安全保障や対外関係において重要な位置を占めている。日本国政府は、2016年4月に与那国島を含む八重山列島等の29地域を「有人国境離島地域」に特定しており、領海等の保全等に関する活動拠点としての機能を維持するために、国の行政機関の施設の設置等を図ることとしており、その中には自衛隊の部隊の増強等も含まれている。 2010年12月17日に閣議決定された防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画には、与那国島を想定した100人規模の沿岸監視隊配備が盛り込まれた。与那国町議会は2013年6月20日に防衛省への町有地の賃貸を承認。2014年3月31日の正式契約締結を経て 4月19日に起工式が行われ、2016年3月28日に与那国駐屯地が開設されるとともに沿岸監視隊が発足した。この間の2015年2月22日に行われた住民投票では、配備賛成が多数を占めている。 また、原子力規制委員会は、台湾等での原子力発電所の事故の発生を検知するために放射線監視装置(モニタリングポスト)を与那国島及び対馬に設置し、2018年2月15日に運用を開始している。
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