安全企画部Xファイル事件(サムスンXファイル事件)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 09:58 UTC 版)
「魯会燦」の記事における「安全企画部Xファイル事件(サムスンXファイル事件)」の解説
2005年8月、国会法制司法委員会において「安全企画部Xファイル」(1997年大統領選挙を前に韓国最大の財閥である三星グループが政界工作のため主な大統領候補者や政治家、検察幹部に賄賂を渡すための謀議と実行する過程を国家情報院の前身である国家安全企画部が盗聴した録音記録を称する)関連報道資料として、三星(サムスン)グループから餅代(賄賂)を受け取った前・現職検事7名の実名を公開、インターネットにも掲載した。 これに対し検察は、通信秘密保護法違反容疑で民労党議員(当時)であった魯会燦を2007年5月に在宅起訴した。2009年2月に行われた第一審では懲役6カ月・執行猶予1年・資格停止1年を宣告された。2009年12月4日の控訴審では検察が主張する録音が虚偽であるとする主張を否定し、無罪判決を言い渡した。しかし、2013年2月14日の大法院(最高裁)再上告審で2審判決を破棄して一審の有罪判決が確定、これにより議員職を失うことになった。判決確定直後の記者会見で「報道機関に報道資料を配布すれば免責特権が適用され、インターネットで一般国民に公開すれば議員職剥奪だ という時代錯誤的な詭弁で、果たして大法院は誰の利益を保護しているのか」として大法院を批判した。
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