宇宙大怪獣 ムルロア
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「ウルトラマンタロウの登場怪獣」の記事における「宇宙大怪獣 ムルロア」の解説
第24話「これがウルトラの国だ!」、第25話「燃えろ! ウルトラ6兄弟」に登場。 ヨーロッパ某国が開発した人類終末兵器・トロン爆弾の実験によって破壊された、ムルロア星の生物が突然変異。復讐のために突如飛来し、旅客機をスペースモスとともに襲撃したのを皮切りに暴れ始める。地球上ではほぼ視力がない。光源を嫌い、光を放つものを次々と破壊。挙句の果てには体の側面にある突起から出す黒煙で地球を闇に包み込んだ。武器は口から勢いよく放射する溶解液で、人間どころか、鉄塔やコンクリートも一瞬で溶かす。一度はタロウを敗退させるが、黒煙がウルトラベルによって取り払われたことで苦手である太陽が出現し、苦しんでいるところに復活したタロウの猛攻撃を受け行動不能になる。最期は空中高く放り投げられ、ZAT決死の作戦で前もって体に仕掛けられていた新型兵器のAZ1974爆弾が爆発し、粉々に砕け散った。 名前の由来は、ムルロア環礁。 デザインは鈴木儀雄が担当した。デザインモチーフは蛾。鈴木はバードンと同様に執筆に苦労したが、造型に手間と予算がかかったため経理担当から苦情が来たという。 造形物はスーツのほか、爆発用カポックと実物大の頭頂部などが用意された。 映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』には、タロウとウルトラ兄弟の戦いぶりを紹介する中で登場。タロウを負傷させるが、ウルトラの星に帰還したタロウが持ってきたウルトラベルの力で形勢逆転。タロウに投げ飛ばされた後、空中で爆発四散した。映像はすべて『タロウ』第24・25話からの流用。
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