宇宙大怪獣 アストロモンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:24 UTC 版)
「ウルトラマンタロウの登場怪獣」の記事における「宇宙大怪獣 アストロモンス」の解説
第1話「ウルトラの母は太陽のように」に登場。 ウルトラマンタロウが地球で最初に戦った怪獣。100年に1度咲くというチグリスフラワーが、焼却処分されて埋められた後に花の根が怪獣化したもの。武器は右腕の鞭、左腕の鎌、腹部の花から噴射する白い霧状の溶解液で、この溶解液は鉄筋コンクリートの建造物も一瞬で朽ち果てさせる。また、劇中では披露しないが、口から1万度の火炎を吐く。腹部の花は口になっており、劇中ではこれでオイルドリンカーを捕食する。翼はないが、マッハ3の速度で空を飛行する。タロウとの戦闘ではパンチやスワローキックを喰らって劣勢となるが、一瞬の隙をついてタロウに溶解液を吹きつけ、さらには両手で攻撃して優勢に立つ。しかし、体勢を立て直したタロウのウルトラスウィングで投げ飛ばされたところを、ストリウム光線を受けて爆死する。 デザインは熊谷健が担当した。熊谷のデザインの特徴である赤い挿し色を角や鞭、チグリスフラワーに入れている。造形では腕から腰に広がる赤い羽状の意匠がオミットされ、体表のモールドも石畳のようなもので統一された。また、チグリスフラワーも胸部の毛がほとんど隠れるほど拡大され、ボディ前面を覆い隠している。 ネーミングの由来は「宇宙怪獣」を英訳した「アストロモンスター」。当初は「フラワーキング」との名前が予定され、脚本では「アストロキング」と記されていた。 企画書のサンプルストーリーでは宇宙から飛来して宇宙ステーションを全滅させた。 造形物はスーツとは別にアップ用の頭部と腹部が作られた。そのほか、飛び人形・爆発用のカポック・実物大の足が用いられた。 児童誌[要文献特定詳細情報]でタイラントの後頭部の角はブラックキングだと説明している記事でアストロモンスの画像が誤って紹介されており、『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』パンフレットでも確認できる。
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