孫文と頭山とは? わかりやすく解説

孫文と頭山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 22:32 UTC 版)

頭山満」の記事における「孫文と頭山」の解説

明治28年1895年)、日清戦争終結後広州での武装蜂起企てた孫文が、密告されたため頓挫し日本亡命した孫文明治30年1897年)、宮崎滔天紹介によって頭山出会い頭山通じて平岡浩太郎から東京での活動費と生活費援助を受けることになったまた、住居である早稲田鶴巻町の2千平メートル屋敷犬養毅斡旋した明治32年1899年)、義和団の乱発生し翌年孫文恵州再度挙兵するが失敗終わった明治44年1911年)、辛亥革命成功し、その翌年孫文中華民国臨時政府大総統就任すると、頭山犬養とともに中国渡って会見し長年苦労ねぎらったその後袁世凱大総統の座を譲った孫文は、大正2年1913年)の春に大総統として来日し各地熱烈な大歓迎を受け、福岡玄洋社熊本宮崎滔天生家にも立ち寄った。このとき既に頭山袁世凱動向強く懸念していたというが、その予言通り袁世凱争って破れた孫文は、再び日本へ亡命余儀なくされた。日本政府袁世凱支持回っていたため孫文入国認めない方針とっていたが、頭山犬養通じて首相山本権兵衛交渉し亡命認めさせた。孫文が匿われたのは霊南坂(現港区にあった頭山邸の隣家である。

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