学級編成(がっきゅうへんせい)
小学校と中学校では、1学級あたりの定員は40人が上限とされている。また、高等学校(高校)では、40人を標準とすることになっている。単純に平均すると、教員1人あたりの児童生徒数は、小学校19.3人、中学校16.7人となる。
文部省の見解では、40人学級の規模について、子どもの社会性を育成するための必要な生活集団としている。しかし、十分行き届いた指導の実施や児童生徒が荒れる学級崩壊への対策として、少人数学級の実現を求める提言も各界から出されている。
1978年に学習指導要領が改訂されたとき、学習効果を高める方法の一つとして、高校での習熟度別学級編成が初めて打ち出された。これは、能力や学力など学習内容の理解度に応じ、生徒を振り分けて学級を編成できるようにする措置である。ホームルームを単位に編成する方式や授業科目ごとに編成する方式など形態はさまざまである。
授業時間に関しては、小学校では45分、中学校では50分が常例とされ、高校では50分が標準となっている。1コマ25分を単位にして柔軟な時間割を組み立てるというモジュール授業方式を採用する小学校や中学校も現れた。
(2000.05.23更新)
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