学僧弘実上人の薫陶を受けるとは? わかりやすく解説

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学僧・弘実上人の薫陶を受ける

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 03:41 UTC 版)

池田草庵」の記事における「学僧・弘実上人の薫陶を受ける」の解説

弘実上人はこの時期、『老子』、『荘子』、『韓非子』、『荀子』、『春秋左伝』、『書経』、『四書』などをはじめとする儒学の本81冊を購入し門弟指導にあたっている。また、弘実上人は、自らも『仏法太平鑑』、『秘密要鑑』、『悉曇章相承口説』、『真言律行問答』等を著す学に秀でた高僧であった満福寺空海開いた学校綜藝種智院」の教義則り仏教真言宗)と儒学教えていた。これは「内典密教)と外典儒教)の目指す方向は同じで、到達点も同じである」とする考え方よるもので、満福寺においても儒学必須科目一つであった弘実上人は、広谷村大庄屋大橋惣右衛門家に京都儒学者相馬九方(そうま きゅうほう)が滞在していることを知り天保元年1830年)、門弟儒学講義を学ばせたが、草庵は、次第仏教よりも儒学興味示し出山願い出た。しかしこれは、仏・儒を共に学ぶという考え方からは隔たったものであり聞き入れられず、ついに天保2年1831年)、草庵は寺を出奔し還俗、九方を追って京都向かった。その為、満福寺には、修行達成した草庵与えられるはずであった中院流傳授目録聞書・弘補』が今も残されている。

※この「学僧・弘実上人の薫陶を受ける」の解説は、「池田草庵」の解説の一部です。
「学僧・弘実上人の薫陶を受ける」を含む「池田草庵」の記事については、「池田草庵」の概要を参照ください。

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