姫華サン【ヒメカサン】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8086号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 姫華サン よみ:ヒメカサン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小泉昌広、岡崎桂一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「エンチャントメント」にトサヒメユリを交配して育成されたものであり,花はやや小輪の鮮赤橙色でスカシユリ型の切花及び花壇向きの品種である。草丈は50~74㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,色は淡褐,毛じは有,節間長は茎の中央部は5㎜未満,止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は狭披針形,ねじれは無,葉幅は5~9㎜,葉長は6~8㎝,光沢は無,数は中,着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは15~29゜,花房の形状は総状花序,全体の形はスカシユリ型である。花径は90~119㎜,内花被の幅は20~29㎜,長さは6~8㎝,外花被の幅は10~19㎜,長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部,地色,中肋部,縁部及び裏面は鮮赤橙(JHS カラーチャート1006)である。内花被1枚の斑点の数は60~69,外花被は30~39,つぼみの色は濃黄ピンク(同1011),内花被の形はⅦ型,外花被の形はⅡ型,内花被先端の形状はⅢ型,反転の程度及び外花被先端の形状はⅦ型,反転の程度はⅥ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は有である。花糸の色はオレンジ,花粉の色は赤褐,第1花梗の長さは30㎜未満,花梗の太さはやや細,色は淡褐,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは30~59゜,1花茎の花数はやや多,花の香りは無,開花期は早である。トサヒメユリと比較して,茎に毛じが有ること,葉数が多いこと,花が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者の試験場(富山県砺波市)において,花柱切断法により「エンチャントメント」にトサヒメユリを交配して胚培養を行い,開花した個体の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「S91-471」であった。 |
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