失冠後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:57 UTC 版)
王位を失冠した2020年度は、初参加した王将リーグも陥落(0勝6敗)した。 一方で、第33期竜王戦では決勝Tに進出(1組5位。決勝Tでは梶浦六段に敗北)。B級1組順位戦では惜しくもA級への昇級を逃したが(8勝4敗で3番手)、第46期棋王戦挑決Tベスト8、第28期銀河戦決勝Tベスト4入り。第70回NHK杯では藤井二冠、永瀬王座を破って自身初となるベスト8入りを果たし、地力の強さを示した。 翌2021年度は、第62期王位戦王位リーグを陥落(紅組3勝2敗)し、藤井王位へのリベンジマッチには至らず。 しかしながら、第6期叡王戦では本戦初ベスト8入りを果たした。また、これまで8回参加し未勝利(8敗)だった将棋日本シリーズJTプロ公式戦では、初戦で久保九段を破り、9回目の参加で本棋戦初勝利を飾った。 第69期王座戦では挑戦者決定Tの準決勝で石井六段を破り、自身が挑戦者となった2008年以来13年振りとなる挑戦者決定戦への進出を決めた。木村は準決対局後のインタビューで「最後のチャンスでしょう。精一杯、頑張りたいと思います。」と挑戦者決定戦への抱負を述べた。挑戦者決定戦では佐藤康光九段を破り、永瀬王座へ挑戦を決めた。五番勝負は1勝3敗で敗退。
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