太鼓エイサーとは? わかりやすく解説

太鼓エイサー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 01:37 UTC 版)

エイサー」の記事における「太鼓エイサー」の解説

太鼓エイサーは現在では全県的に盛んであるが、特に沖縄市勝連半島など中頭郡のものが有名である。伝統的なスタイル比べてマスゲーム的な要素強いため、人数が多い方が見栄えがすることが多い。一つ集団数十人から時には100人を超えることもある。 旗頭はたがしらエイサー先頭に立ち、その地域の名を記した高さ3~4mの旗を持つ。エイサーオーラセーに際しては、自らの一団誇示するためにことさらに高く旗を掲げたり、相手の旗とぶつけ合ったりする。 太鼓打ちたいこうち(テークウチ)) エイサー太鼓持って踊るのは基本的に男性である。盆踊り置かれるような直径50cmほどの大太鼓(ウフデークー)、鼓のような形をした直径30cmほどの締太鼓(シメデークー)、片面だけに皮を張った直径20cmほどのパーランクー3種がある。地域によってはパーランクーのみ、大太鼓締太鼓のみといった構成のこともある。太鼓踊り頭巾(マンサージ)を被って一団統一され打掛羽織等を着る。下半身は白ズボン黒白ストライプ脚絆付けたりニッカボッカーをまとい、足袋を履いている。 また、勝連半島一部では白い下着の上黒っぽい着物着て裾をからげる遊行のような格好みられる手踊りておどり(ティモーイ、テーモーヤー)) 男性太鼓持って踊るのに対し女性は何も持たずに踊る。が、地域によっては四つ竹ヨツダケ、ユチダキ)や手拭(ティサジ)、扇など、道具使って踊る所もある。男性太鼓打ちと同様、女性は袖をまくった絣を着ることが多い。 地謡じうたいジカタ、ジウテー)) 一団先頭又は最後尾三線弾き唄う。主に青年会OB地域名人老人であったりする。通常2-6人が地謡務める。かつては一団とともに歩くのが一般的であったが、現在では軽トラック荷台等でマイクの前で演奏するのが普通である。 京太郎、三郎チョンダラー、サナジャー、サンダーサンラー京太郎は元々は日本本土から渡来した念仏の芸であったが、古くからエイサー中の重要な要素であった。これを務め男性顔面白く塗り勇壮な太鼓打ち優美な手踊りの脇で道化役演じる。また時には隊列整理役なども担う。

※この「太鼓エイサー」の解説は、「エイサー」の解説の一部です。
「太鼓エイサー」を含む「エイサー」の記事については、「エイサー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「太鼓エイサー」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「太鼓エイサー」の関連用語

太鼓エイサーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



太鼓エイサーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのエイサー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS