大阪駅北地区付近地下化(新駅設置)事業
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「梅田貨物線」の記事における「大阪駅北地区付近地下化(新駅設置)事業」の解説
2004年10月の近畿地方交通審議会答申第8号では、「京阪神圏において、既存施設の改良に関し検討すべき主な事業」として、大阪駅北地区(北ヤード)再開発に関連して、支障となる梅田貨物線の中津 - 福島駅付近を地下化すること及び九条梅田線と四つ橋筋との交差点北西部付近に新駅(仮称:北梅田駅)を設置し、特急「はるか」や「くろしお」などの特急列車を停車させることで、関西国際空港や和歌山方面へのアクセスの向上を図ることが盛り込まれた。2011年4月に「JR東海道線支線地下化事業」及び「うめきた2期区域新駅設置事業」として都市計画決定がなされ、2015年1月に事業認可を取得、同年11月に着工となった。2023年3月に地下線への切り替えと新駅の開業を予定しており、2020年3月には大阪駅の一部として開業することがJR西日本より発表された。 計画としては、新大阪から淀川を渡ってJR京都線と別れた当線は、Osaka Metro御堂筋線を乗り越えたあたりから地下へ下って行き、阪急電鉄中津駅の北側でトンネルに入る。そこから現在よりも東のルートを経由する。すなわち、グランフロント大阪北館西隣の道路下を通り、南館の西側から南西にゆるいカーブを描きながら福島方面へ向かうルートを通る。新駅はそのゆるいカーブ上に2面4線の規模で設置される。そしてJR神戸線との交点の直前でトンネルを抜けて現在のルート上に戻り、福島駅北側の浄正橋踏切手前で地平レベルに達する。なお、貨物列車は牽引だけでは対応できないため、最後尾に補助機関車を連結し運行する予定である。 さらに同地下ホームには、北梅田駅(仮称) - JR難波駅・南海新今宮駅間を結ぶ路線として計画されているなにわ筋線が乗り入れる予定である。
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