大谷一二 (政治家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 大谷一二 (政治家)の意味・解説 

大谷一二 (政治家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 05:36 UTC 版)

大谷一二
おおたに いちじ
生年月日 (1924-04-13) 1924年4月13日
没年月日 (2022-01-03) 2022年1月3日(97歳没)
死没地 日本 奈良県五條市
出身校 奈良県立吉野林業学校卒業
(現:奈良県立吉野高等学校)
前職 会社経営
称号 従五位
旭日小綬章

当選回数 8回
在任期間 1980年 - 2012年7月24日

川上村議会副議長

川上村議会議員
当選回数 5回
在任期間 1963年 - 1980年
テンプレートを表示

大谷 一二(おおたに いちじ、1924年大正13年〉4月13日 - 2022年令和4年〉1月3日)は、日本の政治家奈良県川上村議会議員(5期)、川上村議会副議長、川上村長(8期)を歴任した。

経歴

1924年(大正13年)4月13日に生まれる[1][2]1941年昭和16年)12月奈良県立吉野林業学校(現:奈良県立吉野高等学校[注釈 1])を卒業[1][2][3]1942年(昭和17年)1月満州に渡り満州炭坑西安教習所を経て、同社で勤務する[1][2]

1948年(昭和23年)、帰国し大谷組を創業した[1][2]1958年(昭和33年)に株式会社に改組して社長に就任した[1][2]1959年(昭和34年)、村内建設業組合を設立して、組合長を務める[1][2]

1963年(昭和38年)4月の川上村議会議員選挙に立候補して初当選を果たした[1][2]。川上村議会では、副議長、議会ダム対策特別委員会委員長を歴任した[1][2]。村議5期目途中の1980年(昭和55年)7月に川上村長に無投票で初当選した[2][4][5]1981年(昭和56年)に賛否両論だった大滝ダムの建設計画に同意した[4]1984年(昭和59年)7月、無投票で再選を果たした[2]1988年(昭和63年)7月、村長選で3選を果たした[2]1992年平成4年)6月、無投票で4選を果たした[2]1994年(平成6年)からは水源地の村づくりを推進した[4]1996年(平成8年)に「川上宣言」を出して、原生林740haの村有化や流域住民との交流、森林保全の啓発などを全国に先駆けて実施した[4][6]。同年6月、村長選で5選を果たした[2]2000年(平成12年)6月20日、無投票で6選を果たした[2][7]2004年(平成16年)7月6日、無投票で7選を果たした[2][3]2008年(平成20年)7月1日、無投票で8選を果たした[2][8]。同年11月14日、山口県周防大島町長中本冨夫の引退に伴い、全国最年長首長となった[8][9]2012年(平成24年)6月5日に記者会見を開いて、今期限りでの引退を表明した[4]。同年7月24日に任期満了で退任した[5][10]

2022年(令和4年)1月3日、老衰のため南和広域医療企業団五條病院で死去[5]。97歳没。死没日付をもって従五位に叙された[11]

栄典

その他

脚注

注釈

  1. ^ 2021年4月に奈良県立大淀高等学校と統合されて、奈良県立奈良南高等学校となっている。吉野高等学校は2023年3月をもって閉校する予定。
  2. ^ 資料には名前の記載があるが、個人情報なので掲載しない。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 編集: 大和タイムス社「奈良県紳士録」委員会事務局『奈良県紳士録』大和タイムス社、1968年、173頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『奈良県年鑑』 2012巻、奈良新聞社、2011年、846頁。 
  3. ^ a b “川上村長選 大谷氏、無投票で7選”. 読売新聞 (奈良): p. 35. (2004年7月7日) 
  4. ^ a b c d e f “奈良・川上村 大谷一二村長、今期で引退 全国最高齢の首長”. 奈良新聞 (奈良): p. 1. (2012年6月6日) 
  5. ^ a b c “大谷前川上村長が死去”. 奈良新聞デジタル (奈良新聞社). (2022年1月7日). https://www.nara-np.co.jp/news/20220107213239.html 2022年1月9日閲覧。 
  6. ^ 水源地の村づくり | 奈良県川上村”. www.vill.kawakami.nara.jp. 2021年6月26日閲覧。
  7. ^ “川上村長選 現職の大谷一二さん、無投票で6選=奈良”. 読売新聞 (大阪). (2000年6月21日) 
  8. ^ a b “奈良・川上村 全国最年長 84歳村長が8選”. 産経新聞 (大阪): p. 30. (2008年7月2日) 
  9. ^ “山口・周防大島町長 85歳最高齢首長引退へ”. 西日本新聞: p. 28. (2008年6月20日) 
  10. ^ “藤井・綾川町長 最高齢首長に 83歳”. 読売新聞 (香川): p. 33. (2012年7月25日) 
  11. ^ 『官報』第672号10頁 令和4年2月9日号
  12. ^ a b “春の叙勲 社会に貢献 県内55人”. 読売新聞 (奈良): p. 25. (2013年4月29日) 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  大谷一二 (政治家)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大谷一二 (政治家)」の関連用語

大谷一二 (政治家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大谷一二 (政治家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大谷一二 (政治家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS