大石悦子とは? わかりやすく解説

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大石悦子

大石悦子の俳句

てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ
綿虫と息合ひて世に後れけり
 

大石悦子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 00:34 UTC 版)

大石 悦子(おおいし えつこ、1938年昭和13年)4月3日 - 2023年令和5年) 4月28日[1])は、日本の俳人京都府出身。

経歴

舞鶴町(現舞鶴市)生まれ。1954年、府立西舞鶴高校に入学、「鶴」門の工藤雄仙が主宰する「飛翔」に誘われ句作を開始。1956年ごろ「」に入会。石田波郷石塚友二星野麦丘人に師事する。1957年、和歌山大学に入学。学生サークルの俳句研究会に所属し、一時「天狼」にも投句した。子育てのために句作を一時中断後、1981年に鶴俳句賞を受賞、「鶴」同人。

1984年、「遊ぶ子の」50句により第30回角川俳句賞を受賞。1986年、句集『群萌』により第10回俳人協会新人賞を受賞。1991年、後藤綾子の呼びかけによる「あの会」発足に参加。のちに澁谷道の「紫薇」にも参加する。2005年、句集『耶々』により第5回俳句四季大賞および第1回日本詩歌句大賞を受賞。2013年、句集『有情』により第53回俳人協会賞を受賞。2018年、第10回桂信子賞を受賞。2002年より芝不器男俳句新人賞選考委員。2021年、句集『百囀』で第13回小野市詩歌文学賞及び第55回蛇笏賞を受賞[2][3]

2023年4月28日死去。85歳没[1]

作風など

万葉集』などの古典の素養と漢語を生かした骨太な作風。代表句に「てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ」(『群萌』所収)などがある。

著書

出典

  1. ^ a b “俳人、大石悦子さん死去”. 産経新聞. (2023年5月1日). https://www.sankei.com/article/20230501-44ET7RNVBJNDDAW72BKRN665JA/?outputType=amp 2023年5月1日閲覧。 
  2. ^ 兵庫県小野市行政サイト”. 兵庫県小野市行政サイト. 2021年4月8日閲覧。
  3. ^ 蛇笏賞に大石悦子さん:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2021年4月23日閲覧。

参考文献

外部リンク




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