大洪水から人類を護るとは? わかりやすく解説

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大洪水から人類を護る

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 05:01 UTC 版)

エンキ」の記事における「大洪水から人類を護る」の解説

シュメールの神話によると、エンキ人類滅ぼされるべく定められ大洪水生き延びるよう、助け与えたアトラハシス(またはジウスドラ、ウトナピシュティム)の伝説によれば神々の王エンリルは、地上繁殖した人類騒擾が耳に障ったため、彼らを滅ぼそう企てた。そこでエンリル人類対し1度目には旱魃を、2度目には飢饉を、3度目には疫病もたらした。しかし、エンキ人間アトラハシス灌漑農業・麦の栽培医学知識もたらし腹違い兄弟であるエンリル計画実現3度とも阻止する。こうして、人類は4たび地上繁殖した。これに怒ったエンリルは、神々会議召集したエンリル今度は、人類絶滅させる計画人類もらさないよう、神々約束させた。エンキは、アトラハシスという人間住んでいる葦の小屋の壁を通して、彼ら人類に迫る危機聞かせた。そして、彼にこっそりと、アトラハシス彼の家族乗るための舟の作り方教えた。そして大洪水訪れ7日7晩続いた洪水引いた後、アトラハシスは、ツバメ鴉・鳩放して洪水引いたかどうか確かめた。そして、引いて船底が地につくと、神々犠牲捧げられた。一方エンリルは、彼の計画が再び阻止されたことに怒りエンキ容疑着せられ人類への罰が検討された。それに対しエンキは、エンリルが罪のないアトラハシス罰するのは公平ではないと神々弁明し、もしも人類出生適度に抑え自然界のおきてを守るなら、神々人類を滅ぼさないとの約束とりつけた。ただし、もし人類がこの契約尊重しないならば、神々が再び大破壊引き起こすことは自由であると、念押しがされた。以上の話は、現存する最古中東大洪水伝説であることは明らかである。

※この「大洪水から人類を護る」の解説は、「エンキ」の解説の一部です。
「大洪水から人類を護る」を含む「エンキ」の記事については、「エンキ」の概要を参照ください。

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