大日本帝国海軍の軍属とは? わかりやすく解説

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大日本帝国海軍の軍属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 22:14 UTC 版)

軍属」の記事における「大日本帝国海軍の軍属」の解説

旧日本海軍では、軍艦には、傭人総称される理髪師洗濯夫が搭乗していた。彼らは艦内編制上「運用科」に所属し戦闘時応急処置動員された。その他「歯科担当艦」とよばれた軍艦には歯科医搭乗しており、「奏任官扱い」つまり士官準じる身分・待遇勤務していた。なお、彼らは文官もしくは嘱託職員身分であったその後太平洋戦争激化に伴い一部軍属文官から武官への転官が行われた。法務官法務士官、歯科医歯科医官技手読み方は「ぎて」、技官技術者のこと)→技術士官などである。また軍属戦闘には積極的に関与しないが、戦闘によって死亡する戦死とされ靖国神社合祀されるの軍人と同様であり、特に著し功績があった際には軍人同様に金鵄勲章授与されることもあった。その他、軍人の物とは異なる独自の制服制帽階級章制定されていた(これらの点は陸軍軍属も同様である)。海軍軍属軍属徽章着用していた。士官待遇用から傭人用まであり、徽章の裏面には識別番号刻印されていた。徴用受けた商船船員場合海軍船会社契約もとづいて派遣された関係であり、太平洋戦争大東亜戦争中期までは非軍属民間人という取り扱いがされていた。しかし、1943年昭和18年1月行われた閣議決定により、陸海軍徴用船員は、原則として軍属とすることに変更された。戦時中このような変更がされたため、恩給などの待遇隔たり生じた。なお、戦後戦傷病者戦没者遺族等援護法においては1953年改正により、民需船舶船員含め船舶運営会船員一律に軍属」として支給対象含まれることとなった

※この「大日本帝国海軍の軍属」の解説は、「軍属」の解説の一部です。
「大日本帝国海軍の軍属」を含む「軍属」の記事については、「軍属」の概要を参照ください。

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