大日本帝国軍における兵站病院とは? わかりやすく解説

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大日本帝国軍における兵站病院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:03 UTC 版)

兵站病院」の記事における「大日本帝国軍における兵站病院」の解説

以下、大日本帝国軍兵站病院について述べる。 兵站地に駐在し、またはこれを通行しもしくはこれに輸送されてくる、軍人軍属傷病者収容救療し、できるかぎり原隊復帰させる兵站衛生機関には、兵站病院のほかに兵站軍医部野戦予備病院患者輸送部野戦衛生材料廠などがあるが、兵站病院は約1000名の患者収容救療し得る人員(すなわち軍医看護長、看護兵、主計、計長その他雇傭人)および材料有し必要に応じてこれを分割して勤務できるようになっている。 その任務は、前方師団衛生機関(隊繃帯所、衛生隊野戦病院その他)からの後送患者兵站管区内部隊(兵站司令部兵站守備隊輸卒隊その他)、兵站通過部隊その他の患者を収療し前方衛生機関治療完成させ、できるかぎり患者回復させて原部隊にふたたび復帰させることである。 兵站線および患者輸送状況によって兵站主地、兵站主地付近および必要な中間の兵站地に開設され状況によっては2個以上の兵站病院が1地に開設されることがあるその呼称は「○地○軍○第○兵站病院」という。 開設位置兵站地の一隅静粛なところで、収容力大き建造物有るところが選ばれ伝染病その他に備えるために非常収容力設備する必要がある)、できれば市町大病院のような地方衛生機関利用する。 やむを得なければすべて天幕のみで開設される日露戦争時99個の天幕を張設して設備した例がある。 その衛生材料のおもなものは、病院医极野戦滅菌器、手術灯、手術台顕微鏡手術天幕、隊医极担架天幕炊具一定の組数あり、このほかに重患者食、患者被服病衣毛布蚊帳その他)を有する兵站病院には日本赤十字救護班配属されることがある

※この「大日本帝国軍における兵站病院」の解説は、「兵站病院」の解説の一部です。
「大日本帝国軍における兵站病院」を含む「兵站病院」の記事については、「兵站病院」の概要を参照ください。

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