大日本帝国軍における非常呼集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 09:46 UTC 版)
「非常呼集」の記事における「大日本帝国軍における非常呼集」の解説
大日本帝国軍において非常呼集を要する場合は、聯隊長(聯隊長に準ずる者を含む)もしくは現在する上級先住者は「非常」の号音を吹奏させる。この号音に下士官以下は携帯兵器を携えて兵舎前に整列する。ただし、兵舎、砲廠、車廠などには必要な監視兵を置く。営外に居住して不在の兵員にはただちに急報する。各本部、中隊などはすみやかに命令受領者を聯隊本部に、各部隊は衛戍司令官のもとに命令受領者を急派する。こうして所要の命令を待ち、行動を起こすものとされた。 「非常警報」とは、軍隊宿営間で、敵軍の来襲、土民の急襲、その他天変地異など不時の事変の起った場合、これに応じるために、宿営中の上級先任の将校または舎営司令官が、号音または信号で急を軍隊に告げることである。これによって下士官以下は武装を整備し、まず小隊、砲車、弾薬車ごとに集合し、そののち歩兵は中隊に集合し、その他各兵種それぞれ規定がある。
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