大我の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/27 14:38 UTC 版)
帯刀(おびなた) 大我の執事。父の代から北条家に仕えている。イギリスの執事養成学校にも留学経験がある。厳格な性格だが、大我の事をとても大切にしている。鹿の子のことは当初は軽んじていたものの、彼女の優しさや大我への愛に触れる内に仲良くなる。 伊集院礼生(いじゅういん れお) 大我の腹違いの兄で、容姿が非常に似ている。母は北条莢子、父は彪斗。母と関係を結んだ大我を深く憎んでおり、大我が鹿の子を手に入れる為の十億円を用立てようと、共同経営の会社の株を無断で売却したことをきっかけに、復讐を開始した。大我が伊集院邸から去った後、北条莢子が彼を求める余り、関係を持ったこともあった。 妹・鵇子が死んだのは自分の所為と思い詰めている。ファロー四徴症という心臓の先天性疾患が有り、秘密裏に手術を行なっていたが彪斗に知られ、後継者としてふさわしくないと言われた。鹿の子を自分の物にしようとしたが、心臓の発作で一時心肺停止状態に陥った。 伊集院莢子(いじゅういん きょうこ) 礼生の母で、大我は双子の妹の薔子と、夫である彪斗の間の子供。高校一年生の時に伊集院家に移ってきた大我と関係を結んだ。鵇子が庭の池で溺死した際にも大我と同衾していた。また大我が伊集院邸を去った後は、彼と間違えて礼生と関係を結ぶこともあった。 鵇子の死を受け入れることが出来ず、年齢に合わせて調度や衣服をあつらえていた。礼生に鹿の子を鵇子として与えられ、信じ込む。 伊集院彪斗(いじゅういん たけと) 大我、礼生、鵇子の実の父親。一代で成り上がった人物で野心家。北条家との婚姻の際、莢子を妻とし、礼生と鵇子をもうけたが、薔子とも関係を持ち、大我を産ませた。礼生の心臓に疾患があると判明し、一時、大我を後継者として教育する為に、伊集院家に呼び寄せた。 その後も礼生が死の淵を彷徨った際にも、大我を後継者にしようとした。 伊集院鵇子(いじゅういん ときこ) 礼生の妹で、大我の異母妹。父は彪斗、母は莢子。天真爛漫で愛くるしい少女だったが、幼い頃に庭の池で溺れて死んでしまった。礼生、大我、莢子の3人はそれぞれ自分の所為で鵇子が死んだと思い悩んでいたが、礼生、大我は彼女によく似た鹿の子から慰めを受けることで、その思いを払拭することが出来た。
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