大成殿と杏壇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 09:00 UTC 版)
大成殿はすべての中心となる巨大な建物で、横54m、奥行き34m、高さは32mに達する。28本の装飾を施された柱で支えられているが、それぞれ6mの高さと0.8mの直径があり、それぞれ地元の一個の石から切り出されている。宮殿正面の10本の柱は渦を巻いた龍で飾られている。これらの柱は、皇帝が曲阜を訪れたときには、皇帝に嫉妬心を起こさせて持ち去られないようにするため覆いを掛けられていたといわれている。大成殿は孔子の祭祀にあたって犠牲を供える場所でもある。 大成殿の前の庭にあるのは「杏壇」で、ここは孔子が弟子に講学を行ったところとされる。その際、杏の木の下で教えたといわれることを記念して名づけられている。
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