大会運営上のトラブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 21:13 UTC 版)
「2016年リオデジャネイロオリンピック」の記事における「大会運営上のトラブル」の解説
国旗、国歌の間違い サッカーの日本対ナイジェリアの試合で、ナイジェリアの国歌と誤ってニジェールの国歌が流された。ナイジェリアもニジェールも国名はニジェール川に由来しており、英語とフランス語の違いでしかなかったため、取り違えた。 表彰式で間違った中華人民共和国の国旗が掲げられた。正しい国旗は4つの小さな星の先端が大きな星に向かって傾いているが、掲げられた国旗はそれらが水平に並んでいた。 プールの水質問題 飛込競技のプールの水が藻が発生したように緑色に変色する事態が発生した。運営側は薬剤の調整のミスで安全性に問題はないとして競技が行われた。また、飛込競技用プールに隣接する水球用プールでも目の痛みなどを訴える選手が現れており、水質管理の不備が指摘されている。なお、水球用プールの水は、8月13日にシンクロナイズドスイミングが始まる前に入れ替えが行われた。 大会ボランティアの欠勤 リオデジャネイロオリンピックの大会ボランティアは約5万人ほどいるが、そのうち1万5000人ほどが開催1週間で欠勤状態となった。 その他 競泳女子50メートル自由形準決勝に出場する選手を乗せたバスが行き先を間違え、選手村近くのプールではなく、約14キロメートル離れた陸上競技場に到着してしまったというトラブルがあった。 同オリンピックのボクシング男子ライト級に出場した成松大介に対し日本スポーツ振興センターが2015年に交付した助成金240万円について、日本ボクシング連盟の指示で成松以外の助成金対象外の選手2人に対し80万円ずつ配分され3分割されていたことが、2018年に一部新聞報道で判明した。公金が目的外使用されたとして、問題視されている。
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