大ダコ スダール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:35 UTC 版)
「ウルトラQの登場怪獣」の記事における「大ダコ スダール」の解説
第23話「南海の怒り」に登場。 ミクロネシア群島の南海の孤島・コンパス島の近海に位置する海域「死の海」に生息している、巨大なタコ。武器は巨体と長大な8本の触腕による怪力で、上陸後も巨体を難無く移動できるほか、人間を絞め殺すことができる。 コンパス島の原住民に守り神として崇拝される一方、祟り神として畏怖されていたが、島の近海を航行していた漁船・第五太平丸を襲って沈める「漁船遭難事件」を起こす。その後、「死の海」を取材に来た万城目たちの通報を受けた国連飛行隊の爆雷攻撃で手負いとなって上陸したところ、父を殺害された第五太平丸の若い漁師・雄三や、家族を殺害された島の娘・アニタに率いられて決起した原住民たちや万城目たちと対決し、皆の投げた無数の槍やアニタのライフルの連射を受けたうえで眉間に雄三の投げた槍が突き刺さり、絶命する。 巨大なタコの登場は、『UNBALANCE』のサンプルストーリー「大蛸の逆襲」「老婆と美女」などでも検討されていた。 造形物は東宝映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』で制作された大ダコの流用で、足1本のみ新規に高山良策により造型されている。撮影で使用されたものは、東宝に返却され、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』に使用された。 原島民たちや万城目たちがスダールと戦うシーンは『キングコング対ゴジラ』の映像を一部(モノクロ)流用しており、脚本自体がこの流用を前提に書かれている。 成田亨により巨大魚としてのデザインが描かれているが、脚本が大ダコの流用を前提としていたため未使用に終わった。 名称の由来は酢蛸。 『総天然色ウルトラQ』では、実際のタコの色をもとに着色された。『キングコング対ゴジラ』からの流用部分は二重の複製となったため補正された。
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