外観・券面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 05:35 UTC 版)
有効期限が通常10年間のため、元号が変わった際も使用できるよう、日本の公的機関の身分証明書としては珍しく、有効期限が日本国旅券同様、西暦で表記されている。ただし、戸籍上の生年月日は元号で表記されているため、生年月日は元号で表記されている(外国人住民の場合は西暦表記)。 大きさ:85.60mm×53.98mm(ISO/IEC 7810) カードの表面の記載内容Aバージョン(様式第一):氏名、有効期限、交付地市区町村名。 Bバージョン(様式第二):氏名、有効期限、交付地市区町村名、住所、生年月日、性別、証明写真。 カード表面に関しては、記載内容は決まっているものの、各自治体によりデザインは異なる。なおカードには、券面の偽造等を防止するための対策を講ずることが定められており(総務省告示の技術的基準)、2005年(平成17年)2月21日発行分(=券面の有効期限の記載が2015年(平成27年)2月20日以降の住民基本台帳カード)から、Aバージョン・Bバージョン共に、偽造変造防止のための幾何学的模様を原則として入れることになった。 2009年(平成21年)4月20日以降に発行される住民基本台帳カード(=日本人住民の場合、券面の有効期限の記載が2019年(平成31年)4月19日以降の住民基本台帳カード)には、以下の内容が追加される。なお、共通ロゴマークの印刷開始時期は市区町村により異なる。 券面の内容がICチップの中にも記録されたカード(ICチップ内の情報と券面とを照合することで偽造変造されたものでないことなどが判別できる)であることが外見上分かるように、券面の左下にQRコードが印刷される。 偽造防止措置が施された、篆書証明印風の共通ロゴマークがQRコードの上部に印刷される。 カードの裏面にはサインパネルがあり、引っ越した場合や氏名が変更になった場合に、新しい事項を記載するために使用する。
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