外国への嫌悪発言とは? わかりやすく解説

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外国への嫌悪発言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 14:32 UTC 版)

エディット・クレッソン」の記事における「外国への嫌悪発言」の解説

プラザ合意後の1980年代後半に、日本企業円高利用して欧米有名企業土地次々と買収しており、世界的にジャパン・バッシング風潮があった。その中で、元々白人エリート色の強い社会党からの首相であったクレッソンは、「ヨーロッパとアメリカ提携して日本人を潰すべし」といった日本嫌悪する発言繰り返し日本マスコミでも報道された。 日本において、クレッソン対す批判的な風潮派生したのは、1990年1月10日付『ラ・トリビューン』(La Tribune de lexpansion経済紙)によるインタビュー1月13日付『朝日新聞』が報じた日本は敵――規則まもらず世界征服たくらむ。;仏の対日タカ派クレッソン欧州問題担当相発言」からである(原文では「敵」ではなく競争相手と書かれている)。その後も各全国紙週刊誌などはクレッソン日本日本人についての発言大きく取り上げて批判報道繰り返したことにより問題拡大しアメリカなど他の国々メディアにも取り上げられた。 特に人種差別的であると非難されクレッソン発言として、首相在任中に「日本人兎小屋のようなアパート住み、2時間もかけて通勤し高い物価耐えるのような生活をしている」「日本人黄色(fourmis jaunes)」などと公式な場で発言こうした発言に対して日本政府から正式な抗議を受けるという異例事態至った。だが、クレッソンは「市場問題で我々に教訓与えない国からの抗議受けられない」と反駁し抗議には直接応えずに日本への嫌悪非難繰り返しただけで、一連の嫌悪発言撤回謝罪拒否した。また実際には、日本人住環境フランスのそれに大差がある訳では無く国際統計には、日本一戸当たりの平均床面積フランスより広いとするものもある。 過去には『ニューズウィーク』誌のスコット・サリバン欧州総局長に、日本人を「黄色チビども」と表現した日本世論クレッソンに対して硬化し右翼団体街宣車フランス大使館押し寄せる事態となった。『週刊文春』は、「クレッソンよ、もういい加減にせんかい― 「日本が敵」とは失礼千万」と題した記事掲載し批判在日フランス大使館は「日本人とは褒め言葉働きアリからの派生)」との見解表明した。ただし、非公式な場ではあるが、日本大使の面前で「日本人何度殺して出てくる」と発言したともされるアングロ・サクソンへの嫌悪でも知られ、「ほとんどのイギリス男はホモだ」とも発言、こちらはイギリスタブロイド紙に「イギリス男に振られたのでは」と皮肉られた。

※この「外国への嫌悪発言」の解説は、「エディット・クレッソン」の解説の一部です。
「外国への嫌悪発言」を含む「エディット・クレッソン」の記事については、「エディット・クレッソン」の概要を参照ください。

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