地形と地史
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安山岩が主体で、山体には26の氷河がある。裾野からはホワイト川、カーボン川、ピュアラップ川、ニスカリ川、カウリッツ川などの河川が流れ出し、ピュージェット湾の湾奥から太平洋に注ぐ。 最も古い溶岩は約50万年前のものである。一番新しい記録に残る噴火は1820年から1854年までの間のものであるが、多くの人々が19世紀後半にも火山活動を目撃している。 噴火の履歴については、1800年代、2200年前、4000年前、5000年前、5500年前、6000年前、6500年前、9000年前に、軽石噴火が生じており、この中では2200年前が最も厚い堆積物を残している。 大規模崩壊は過去6,000年間に少なくとも3回発生している。約2,600年前と推定される大規模崩壊により、2億m3以上の山体が崩壊したとされている。大規模な泥流も、紀元前8000年頃からの1万年間に約60回起きている。タコマを始めとする多くの都市がそうした過去の泥流による堆積物の上に位置している。 カスケード山脈の火山の中ではセント・ヘレンズ火山に次いで地震回数が多い。21世紀初頭の時点では噴火の危機は切迫してはいないが、地質学者らはいつか再び噴火すると考えている。噴火の際にはラハール(火山灰による泥流・土石流)や火砕流の発生が危険視されている。 1998年からはアメリカ地質調査所がラハールの予測研究を始め、ピュアラップ川やタコマ市を襲う恐れのある土石流に対するハザードマップや避難計画が作られている。
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地形と地史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 23:06 UTC 版)
バトゥールカルデラは、古期カルデラ (9 x 12 km)とその内部に形成された新期カルデラ (7 x 8.5 km)からなる。外側(古期)のカルデラは約29,300年前の噴火で形成、内側(新期)のカルデラは約20,150年前に形成された。 カルデラ内の中央火口丘東麓には三日月型のバトゥール湖が形成されている。カルデラ東縁に位置する成層火山のアバン山は、標高が2,151mでこれはバトゥール山よりも高い。 バトゥール山は活火山であり、活動は非常に活発である。インドネシア火山地質災害対策局によると1804年から2000年までに26回の噴火が記録されている。 バリ島北東部の地形図。右のカルデラがバトゥール火山で、左の高峰がアグン火山。 東から 山頂部 東麓から 広大なバトゥール火山のカルデラ。右にバトゥール湖と成層火山のアバン山。
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